フロントガラスの飛び石などによるヒビ割れは伸びる前に一刻も早いウィンドリペアによる修復を!
●ウィンドリペア
ウィンドリペアを直訳すると「窓の修理」ですが、自動車のガラスが割れたものを、取り替えずに補修によって進行を阻止し、透明度の回復を図る技術のことでフロントに使われている合わせガラスの補修のことを指します。
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●ウィンドリペアの原理
ガラスを溶かしてくっつけるんですか?……いいえ 強い酸で溶かせば窪みができるだけです。また、加熱していくと融点に達するまでに大破するので溶接は不可能です。亀裂部分には、衝撃点から空気や雨水が入ってキラッと光ったり黒く見える部分があったりします。これは空気、ガラス、水それぞれ光の屈折率が異なるからです。ここへガラスと光の屈折率が同じ接着剤を充填して、透明度の回復と、延伸の阻止を図ろうという考え方ですが、進行を阻止できるだけの強度を得るには、接着剤を100%充填する必要があります。
毛細管現象でもある程度浸透しますが、真空状態にしなければ完全充填することは出来ません。
亀裂の長いものは相対的に太くて表面まで割れて「溝」の状態になっており、外端に達したものも同様に真空に出来ませんが、短い亀裂は細くて表面まで達しないで、Λ(ラムダ)型の裂け目の裏側(表ガラスの裏側)は、フィルムに塞がれているので、亀裂部分は断面が長三角形の「空洞」になっています。……この状態ならば衝撃点から、真空引が可能という訳ですが、複雑な割れ方をしていると完全に真空にするのは容易なことではありません。また、水分、油脂、界面活性剤等が浸透していると接着剤とガラスが接合しません。事前に、水抜きを行ないますが、他の異物は亀裂の壁に膜状に残留していても判断できない場合があります。
●接着剤(レジン)の特性
| (1) |
硬化前は無色透明の液体樹脂(着色ガラスはフィルムに着色してあり問題なし) |
| (2) |
光の屈折率がガラスに限りなく近い |
(3)
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真空(無酸素)の状態で特殊光線に反応して硬化する |
| (4) |
接着力は強力で亀裂のない部分以上の強度になり、骨折の治癒後に例えられる。 |
| (5) |
紫外線で変色しない |
●技術上で難度が高いのは
相対的に長いもの、広いもの、数の多いもの、形の複雑なものが高く、中でも次のものは特に高難度
| (1)T字、L字 |
(直角に折れ曲がっている) |
| (2)スパイラル |
(ねじれて狭い部分がある) |
| (3)モグラ |
(隠れていて、押さえると現れる) |
| (4)破線、離れ島 |
(途切れた部分がある) |
●リペアの痕跡は
| 衝撃点のピット部分 |
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肉盛り部分の段差はないが、光の反射率が異なるので、水滴が乾燥したような状態で、光沢がガラスより少し悪い(光の反射率の差) |
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●ウィンドリペアに関する誤解と弊社の請け負い方
間違いだらけの規制緩和で運転席の正面と長大なもの以外はフリーパスの状態ですから、販売店や整備工場は車検費用値下げ競争のためリペアを勧めないところが増えています。
その結果、車検の後で補修の限界を越えてから相談を受けることが多くなりました。
事故の大破以外でリペアできない長大なヒビは9割が外周端にできた衝撃点から進行していますよ!
「リペアはあくまで応急処置でヒビの進行を阻止できるものではない」とか「リペアできるのは10円玉で隠れる範囲」とか
「外周端から10センチ以内は不可能」とか言うのは、腕に自信がないか価値観を下げて進行拡大するのをてぐすね引いて待っているということです。
フロントガラスは中間フィルム があるため、溶解してリサイクルすることが困難(有害ガス発生)で、埋め立て廃棄せざるを得ない厄介者ですから、環境上からも安易に交換するべきではありません。
弊店は省資源派のへんくつおやじが経営しており、補修可能なものを出来ないと言ったり、交換を勧めたり致しません。
完璧なリペアでは、「接着剤(レジン)の特性」の(4)で述べているように耐久力もあり、コストパフォーマンスの高い省資源技術です。
ウィンドリペアはやり直しが効かない一発勝負なので、技術の差がはっきり現れますから時期を失しないことと共に、知識、経験豊富な専門業者にまかせるのが安心です。
油脂が浸透して、ヒビの壁に膜が出来ている場合はガラスとレジンが接着しません。弊店では、接着強度試験をしてこれを発見した場合は状況を説明して料金を頂きません。(経験上2%弱あります)
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